住宅設計において長年ささやかれてきた「常識」があります。
それは、デザイン(意匠)と強さ(構造)は時に相反するものであるという事です 。
「美しいが地震に不安がある」、あるいは「頑丈だが自由度がない」
こうした業界のジレンマを打破するためにRIBは産声を上げました。
RIBの誕生は、同じ建築士でも専門分野の異なる3人の出会いから始まります。
それぞれが独立して活動をしており同じ業界内で顔を知る程度でしたが、あるプロジェクトで同じ仕事をしたことをきっかけにコミュニケーションを取り始め、次第にお互いに興味・好感・信頼を持つようになり、仕事への課題に共鳴し合うようになりました。
【従来の設計プロセスへの違和感】
一般的な住宅設計では、まず意匠(デザイン)が決まり、その後に構造計算が行われます 。
しかしこの順序では、どうしても「後からの調整」や「設計のズレ」が生じ 、せっかくの美しいデザインが構造上の制約で削ぎ落とされてしまう。そんな光景を、私たちは何度も目にしてきました 。いつの間にか着地点は妥協点を探す事になっていました。
そこで3人が辿り着いた答えが、「同時設計」という独自のプロセスです 。
RIBでは、企画・意匠・構造を初期段階から同時に検討します 。
これにより、以下のような従来の設計では成し得なかった価値を実現しています。
美しさと強さの集約
初期段階から力の流れを可視化し、無駄のない整合性を追求。耐力壁の一枚に至るまで、デザインと強さを一つの線に集約させます。
確かな根拠に基づく自由
すべての建物で厳密な構造計算を実施します 。感覚ではなく確かな裏付けがあるからこそ、大胆で自由なデザインが可能になります。
適材適所の合理性
過剰な設計を省き、木材や金物の最適な配置を追求することで、コストと性能のベストバランスを導き出します。
やや堅苦しいコラムになりましたが初回ということもあり、真面目に書きました。
今付き合いのある友人のほとんどは学生時代からの人達で、社会人になると友人と呼べるほどの付き合いがなくなったように思います。
しかしRIBで仲間と呼べるチームが作れたのは私の大切な財産です。
そんな仲間と同じ目標と目的を達成するために協力し合う体制ができました。
社名のRIBは「肋骨」という意味です。肋骨(RIB)が心臓を守るように、私たちの建築は住まい手を守る、という願いから社名が誕生しました。 これからのRIBをよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
RIB